おときた駿都議に失望した件

ブロガー政治家として、情報発信してきた音喜多都議東京都議会議員 おときた駿 公式サイトには最近の豊洲市場問題で大変失望しました。 以前の音喜多都議は、舛添前都知事の経費問題や塩村あやか議員に対する性的ヤジ問題の責任追及をするなど、今までの議員とは違う改革派の議員だと感じ、少しばかりですが支援してきました。

ところが、今回、特に2017年3月3日(金)に石原慎太郎元都知事が行った記者会見で、都議会を通して決まったことを「納得できない」と発言しています。

築地市場豊洲への移転は石原慎太郎氏が都知事に就任する前から検討されており、石原元都知事が決定したわけではありません。それを音喜多都議は石原元都知事ひとりに責任を押し付けようとしています。

音喜多都議は小池都知事を支援する都民ファーストの会の幹事長に就き、小池都知事はお仲間で批判することができません。 例を挙げますと、石原元都知事時代に中央卸市場名で出して書類や決定事項の責任を石原元都知事は知っていたと糾弾するのに対して、下記の書類(2017年1月29日 中央卸市場名)に関しては小池都知事の責任ではなく、中央卸市場が悪いとブログで書いています。

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つまり、音喜多都議は政権与党になってしまい、身内の不祥事や良くないと思ったことを指摘できなくなってしまったのです。

豊洲市場には水質汚染問題等ありますが、築地市場はどうなのか?疑問に思わないのでしょうか。 このまま豊洲市場が使えないとなると、築地市場を使い続けることになります。築地市場は安心なのか、これも検証する必要があると思いますが、音喜多都議にはそういった思考はないのでしょうか。 下記のブログでは「築地か豊洲ではんく、一時休業の必要」と仰っていますが、築地市場で働いている方たちの生活をどう考えているのでしょうか。

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加えて申し上げれば、豊洲市場への移転は議会承認を得て進めた事案ですが、小池都知事は議会の承認を得ることなく、独自の判断で豊洲市場への移転を保留しています。このプロセスは問題ないのでしょうか? そして、最終的にこの問題をどう決着させるのか。それが全く示されないことは、「都民ファースト」ではなく、政局に豊洲市場問題を利用しているように思えてなりません。

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