マスメディアに対する不信感

・違和感を感じる報道

 NHKを除く地上波のニュース番組、特にテレビ朝日ニュースステーションやTBSの報道特集サンデーモーニングを観ると、政権と与党の批判に徹しているように見えます。
政権と与党は国を運営する為、現実的な考えを実行しています。勿論、理想に比べ、満足できない案もあるでしょう。
しかし、マスメディアの報道の仕方は、権力者VS弱者の構造で比較し、弱者の声に偏った報道をします。簡単に言えば、最初にシナリオありきの報道です。

・事実を報道しないマスメディア

 シナリオありきの報道は、当然事実を報道しません、自分達の意見をあたかも事実のように報道します。勿論、専門家やコメンテーターは自分たちの意見に賛同するキャスティングが必要です。
 また、TVのコメンテーターのキャスティングは適切なのでしょうか?そのニュースの専門家でないコメンテーターの発言は素人でもわかるぐらい、その方の感想でしかありません。
番組視聴者層に受け入れられる方をキャスティングしているだけではないでしょうか。

・マスメディアに公平性は必要か?

 海外、特にアメリカのマスメディアは、自分たちのスタンスを明確に表明しています。
例えばFOXは右寄りで、CNNやNYタイムズは左寄りです。
日本のマスメディアが良くない点は右寄り、左寄りの報道をしていながら、「自分達は中立です」と主張する点ではないでしょうか。
例えば、ラーメンで考えると、昔ながらの中華そば、家系ラーメン、北海道系味噌ラーメン、とんこつや塩ラーメンとたくさんの種類があります。食べ物の好き嫌いは人それぞれですから、好きな人に受け入れられるラーメンを作るのと同じように、宣言すればいいのです。

・マスメディアに求められること

 マスメディアは自分達の主張が第三者によって変わらないように独立していることが必要ではないでしょうか。当然に自分達の報道が右寄りなのか左寄りなのかを宣言した上でのことですが、独立することで自由に報道することができるでしょう。

・自称ジャーナリストたちへの提言

 ジャーナリストを自称する方は、本当にジャーナリストなのでしょうか。
“自称”の方がほとんどのように思います。
自分でネットメディアを立ち上げ、会員を募って配信されている方がいますが、その方が東日本大震災関連での主張のほとんどが事実ではないものでした。今は会員からの月額利用料、そして寄付で配信を続けているようですが、運営ができないメディアは世の中に受け入れられていないので退場してください。
こういったメディアの多くが左寄りで、とにかく政権批判です。政権批判をすれば視聴率が伸びると考えていますが、左派の多くは団塊の世代前後で、現役世代の多くは左派を支持していないのは政党支持率で証明されています。

・“会社員”ジャーナリスト

ジャーナリストは取材の妨害に屈しない独立性が必要です。
大手マスメディアで日々取材をしている記者、キャスターはジャーナリストか?
私はジャーナリストではないと理解しています。
そのもっともたる要因は、所属するマスメディアの方針に反する内容の記事を書けない点です。
ニュース番組でアナウンサーやキャスターがニュースを伝えますが、その記事や映像はそのマスメディアの意向が常に反映された“作品”です。

東京MXTVの「ニュース女子」で沖縄県高江ヘリパッド問題反対を放送し、司会者である東京中日新聞の副解説主幹が左派から猛烈なバッシングにあっているのが良い例です。(発言者はバッシングされず、司会者がバッシングされるのが不思議です)
東京新聞朝日新聞よりも左寄りの新聞で、沖縄県高江ヘリパッド反対運動は地元住民ではなく、本土の左派運動家がほとんどと言われています。地元住民はほとんど反対していない事実の報道もせず、米軍を目の敵にしているだけで、本当の事実を報道していません。
この問題の根本的な原因は何か?それは中国が軍事費予算を増加させ、日本を含めアジア諸国を脅かしていることです。しかし、左派は中国が攻めてくるはずがないと妄想を堂々と発言しています。
ここはきちんと報道しなければならない点だと思います。


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