ギャンブル依存症とカジノとパチンコと

少し前に「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案」(略称「IR推進法案」)」、通称「カジノ法案」が成立しました。

カジノのメリット、デメリットは幾つか考えられます。

メリット
  1. 外国人観光客の増加 海外からの旅行者が増えることで、カジノ以外に日本でも消費してくれます。
  2. 税収増加 「公営ギャンブル」としてカジノを運営することで、利益を上げることが出来るようになる。
  3. 国内だけでなく海外からの観光客を呼び込むことが出来る
  4. 雇用創出 カジノ施設の運営や施設自体の建設など
  5. 違法賭博を減らすことができる 現在はパチンコもグレー(というか実質的には違法ですが)なため、パチンコ税を取ることはできていませんが、カジノが合法化されると、白黒はっきりするため、違法賭博を減らすことができると思われます。
デメリット
  1. 治安の悪化 賭博を原因とした犯罪が増えることが懸念
  2. ギャンブル依存症が増える この批判は難しいのではないでしょうか?パチンコ、競馬、競輪、競艇とギャンブルはたくさんあります。野党及び反対者はここにフォーカスしていますが、ここはカジノだけの問題ではないでしょう。
  3. マネーロンダリング資金洗浄)の温床になりかねない マネーロンダリングとは、犯罪者らが不正に取得した資金の出処を分からなくすることです
  4. 暴力団の資金源が増える 今まで密かに行われていた違法な賭博が合法になると、暴力団は合法的に資金を集めることが出来るよう 法整備で反社会的勢力の新規参入、運営会社の譲渡、事業譲渡を禁止する仕組みを作ればいいので、このデメリットは防げると思います。

カジノ法案反対者の雨宮処凛さんの意見 www.huffingtonpost.jp

雨宮処凛さんはカジノ議連の最高顧問は自由党小沢一郎議員で、その他にも民進党の議員の名前が多くあります。与党議員だけを批判するのではなく、議連があって野党議員もいることを正確に発信していただきたいと思います。

jit-s.biz

http:// https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E8%A6%B3%E5%85%89%E7%94%A3%E6%A5%AD%E6%8C%AF%E8%88%88%E8%AD%B0%E5%93%A1%E9%80%A3%E7%9B%9F

補足ですが、同じギャンブルの業界団体「パチンコチェーンストア協会」(http://www.pcsa.jp/)があり、 野党民進党の議員も政治分野アドバイザーに就かれ、パチンコの推進に励まれていることを申し添えさせていただきます。

PCSA パチンコチェーンストア協会 top page

成長戦略の隠し球 カジノ解禁―週刊東洋経済eビジネス新書No.37

成長戦略の隠し球 カジノ解禁―週刊東洋経済eビジネス新書No.37

公営競技の文化経済学 (文化経済学ライブラリー)

公営競技の文化経済学 (文化経済学ライブラリー)

カジノと日本経済 (別冊宝島 2549)

カジノと日本経済 (別冊宝島 2549)

本物のカジノへ行こう! (文春新書)

本物のカジノへ行こう! (文春新書)

私、パチンコ中毒から復帰しました (中公新書ラクレ)

私、パチンコ中毒から復帰しました (中公新書ラクレ)

やめられない ギャンブル地獄からの生還

やめられない ギャンブル地獄からの生還

「ギャンブル依存症」からの脱出 (SB新書)

「ギャンブル依存症」からの脱出 (SB新書)